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​INSPECTION

音の世界、特にオーディオの機器類は基本的に20Hz~20KHzの音域をカバーする設計がほとんどです。
しかしながら、人間の聴力は年齢とともに変化および劣化します。 これは誰もが抗えない事実でもあります。
​ここでは、ご自身の聴力を簡単にテストすることができます。 貴方の可聴範囲ならびに耳年齢はおいくつでしょうか。
​ヘッドフォンもしくはスピーカーを準備されて、画像中央の『矢印部分』をクリックすると映像が開始されます。 音量には注意してください。
​  <テスト動画が出ない場合は、→             ←をクリックしてください>

 

音量↑

いかがでしたでしょうか。
実は、ご自身の可聴範囲や高域部の耳年齢は、ご存じのように個人差があって当然です。
しかし、使用する 『
ヘッドフォンやスピーカーの性能差によって』 聞こえたり聞こえなかったりすることがあります。
聴力のテストをする場合は周囲の余計な音を遮断するためにヘッドフォンを使うことで、より正確に知ることができます。
このヘッドフォンですが、
密閉型ヘッドフォン開放型ヘッドフォンの2種類があります。
用途によって使い分けられていますが、
緻密な音をモニターするときは密閉型が勝ります。

私自身のテストでは、次の4種類のヘッドフォンで試してみました。

 SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST 密閉型スタジオモニターヘッドフォン
 SHURE ( シュアー ) / SRH840A-A 密閉型モニターヘッドフォン
 AKG ( アーカーゲー ) / K553MKII 密閉型ヘッドフォン
 NEUMANN ( ノイマン ) / NDH 20 密閉型スタジオモニターヘッドフォン


個人差はありますが、私自身では NEUMANN ( ノイマン ) / NDH 20 が一番聞きやすく可聴範囲がもっとも広いことが確認できました。
ヘッドフォンにもメーカーサイドの思想や個性があります。 特定の音域周波数を色付けしている製品が多いのも事実です。
正確なモニターに必要なのは、いかに
『原音を忠実・素直に表現できるか』 ということでしょう。
​でなければ音の基準があいまいになってしまうからです。
​そして、もっとも大切なのは、使用する状況にマッチしたヘッドフォン選びが必要なのです。

 

Sound quality evaluation

音質評価ソフト)

心理音響の評価を数値で表すことができます

製品から発生する音で、心地よい音、不快な音と感じるのは個人の主観で知覚されます。 人がどのように音を感じているかを数値化するための評価(心理音響評価)が必要となります。音質評価ソフトは、心理音響の評価を数値で表すことができます。

音質評価の表示例

定常音に対してラウドネス・シャープネスを演算します。

過渡ラウドネス・シャープネス

音圧レベルの変化がある音源に対し、ラウドネスを演算します。
ラウドネス・シャープネスの時間変化、瞬時値、ピーク値、時間率レベル(N5・N10・N5)の評価ができます。

過渡ラウドネス のコピー.jpg

ラフネス・変動強度(定常)

定常的な音源に対し、ラフネス・変動強度を演算します。

ラフネス変動強度 のコピー.jpg

トーン性総合評価

Tone-to-Noise Ratio・Prominence Ratioの2種類が有ります。

トーン性評価.jpg

アマチュア無線に適応させるために簡略最適化して評価を数値化できるようにしました。

< 状況設定 > 受信音声帯域 3KHz : 電波形式 LSB もしくは USB  :  
ある程度コンディションの良い状態で使用周波数の付近で大きな混信などを受けない状態で
​ノイズに関してはブロワーなどの周辺機器ノイズを示す。

A.音の明瞭度 5=きわめてメリハリのある音質
       4=メリハリを感じる音質
       3=通常の音質
       2=多少の明瞭度が落ちた音質
       1=明瞭度が落ちている音質

B.高域の成分 5=きわめて高域が出すぎている状態
       4=高域が強調されている状態
       3=ほど良く高域が伸びている状態
       2=高域が少し抑えられている状態
       1=高域が全く感じられない状態

C.中域の成分 5=きわめて中域のみを感じる状態
       4=中域が強調されている状態
       3=ほど良く中域を感じることができる状態
       2=中域が少し抑えられている状態
       1=中域が全く感じられない状態

D.低域の成分 5=低域が強調されてすぎてメリハリが悪い状態
       4=低域が強調されている状態
       3=小気味よく低域を感じることができる状態
       2=低域が抑えられた状態
       1=低域が全く感じられない状態

E. S/N比    5=音声に対して周囲その他のノイズなどを全く感じない状態
                    4=多少のノイズは感じるが自然な感じで不快にならない状態
                    3=ノイズを感じるが通常の会話では我慢できる状態
                    2=ノイズの音が多少不快に感じる状態
                    1=音声に対してノイズが同等である状態

F.ひずみ成分 5=ひずみをまったく感じない音質
        4=ごくまれにひずみを感じる音質
                    3=時々ひずみを感じる音質
                    2=明らかなひずみを感じる音質
                    1=連続して過大なひずみが認められる音質

G.送信帯域感  5=送信帯域にゆとりを感じる音質
        4=送信帯域にある程度ゆとりを感じる音質
​        3=平均的な送信帯域音質
        2=送信帯域が狭い感じがする音質
        1=送信帯域が非常に狭い感じがする音質


 

Reverb Effect

リバーブは、音に残響音や反射音を加えることで、空間的な深みや広がり感を出すエフェクトです。 エコーとは違います。 使い方次第で上品で広がりをみせる音になります。
​下の動画は、環境が違うとはいえ同じ歌手の声で違いを感じることができます。

​ライブ原音

​リバーブなどの調整を加えたレコーディング音声

DO YOU REALLY WANT TO HURT ME_ - Karen Souza

Trouble collection

​音声トラブルについて

​音声の回り込み現象
会話中、相手の方に指摘されたり自身でモニターして
分かる状況。 音声が潰れたりひずみを生じている状態。

★整合の取れていないアンテナに無線機を直接合したときやSWR値が悪いアンテナをオートチューナー・アナログチューナーで落としているとき。
★安定化電源の近くに無線機器に付随する配線を設置したとき。
★マイクから無線機器に至るまでの配線でアースが接触不良などで不完全なとき。
​★無線機のマイク入力の限度を超えたとき。
​★マイクロフォンに口が近いとき。

ハム音について
★安定化電源付近にマイクロフォンのコードが通過しているとき。
​★マイクロフォンのコードのアースが不完全なとき。
​★各種配線が錯綜しているとき。

​ノイズについて

各種ノイズ
自然ノイズ以外の人工ノイズについて。
★アンテナに平行もしくは近距離にある電力線。
★室内LED照明などの発生源。
​★コードレスフォンやスマートフォンの充電器ノイズ。
★スイッチング方式安定化電源からのリップルノイズ。
★太陽光発電のインバーターノイズ。

 

オーディオコネクター&ケーブル注意点
「BALANCED」と「UNBALANCED」の違いはケーブルの仕組みが異なり、「UNBALANCED(不平衡)」に比べると「BALANCED(平衡)」の方がノイズが少なく、安定した伝送ができる。
無線機付属のマイクをリグのマイクコネクターに接続するには問題ないが、オーディオ機器を接続するときは、「バランス型」ケーブルと付随したコネクターを可能な限り使用する。

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